<乳酸の知識>
2007/05/15 日記<乳酸>
乳酸
乳酸(にゅうさん、lactic acid)は有機化合物で、ヒドロキシ酸の一種。IUPAC置換命名法では 2-ヒドロキシプロパン酸(2-Hydroxypropanoic acid) と表される。
性質
化学式 C3H6O3、示性式は CH3-CH(OH)-COOH で分子量 90.08。酸解離定数|p''K''a 3.86。L-(+)-乳酸((''S'')-乳酸)のCAS登録番号は [79-33-4]。D-(−)-乳酸((''R'')-乳酸)は[10326-41-7]。ともに融点は 52.8 ?C、DL 型(ラセミ体)はCAS登録番号 [598-82-3]、融点は 16.8 ?C。天然にはD体が多く存在する。いずれの型も吸湿性が強く、特にラセミ体は常温で粘りけのある液体として存在する。水、アルコール、エーテルによく溶け、水溶液は酸性を示す。
生体機能
L-乳酸は解糖系の最終生成物である。急激な運動などでは筋肉の細胞内でエネルギー源として糖が分解され乳酸が蓄積する。近年まで乳酸は疲労物質と信じられてきたが、医学的な根拠が無く、最近では疲労物質ではないという研究結果が報告されている。乳酸が生成される過程で生じる水素イオンや、乳酸が放出する水素イオンにより、筋肉内の水素イオン指数|pHが酸性に傾くことが、疲労の蓄積の理由の一つといわれる。また筋機能を高める役割があるという研究結果も報告されてきている。
体内に蓄積された乳酸はグリコーゲンとして合成され、再び利用しやすいエネルギー源へと変換される。
乳酸菌
炭水化物を分解して乳酸を合成(乳酸発酵)する微生物を総称して乳酸菌と呼ぶ。乳酸はヨーグルトやチーズ、バター、漬物、日本酒などさまざまな加工食品に含まれており、乳酸菌は食品工業に応用されている。
誘導体
乳酸を加熱することで縮合・2量化し、ラクチドを形成する。ラクチドは水を加えて熱すると乳酸に戻る。また乳酸の水酸基とカルボキシル基がエステル結合を作って長くつながったものがポリ乳酸であり、生分解性プラスチックとして注目を集めている。
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◆乳酸についてピックアップ 乳酸を加熱することで縮合・2量化し、ラクチドを形成する。ラクチドは水を加えて熱すると乳酸に戻る。また乳酸の水酸基とカルボキシル基がエステル結合を作って長くつながったものがポリ乳酸であり、生分解性プラスチックとして注目を集めている。 化学式 C3H6O3、示性式は CH3-CH(OH)-COOH で分子量 90.08。酸解離定数|p''K''a 3.86。L-... |



